2016年04月23日

お墓の彫刻文字

本日も慰霊塔の続きです。

戦没者慰霊塔、永代供養塔ともに彫刻文字は、全て私が書かせていただきました。

書家の先生やパソコンの文字という方法もありますが、当店で受けさせていただいたお墓の仕事ですので自分に出来る限りの力でお役に立ちたかったからです。
そのために書道教室に通い「書」を学んでいます。


戦没者慰霊塔


戦没者慰霊塔のお戒名彫刻は素晴らしい技術を持つ彫刻専門の方にお願いするため、その74名様分の原稿を私が書きました。
文字の大きさ、揃えなどかなりこだわりました。







永代供養塔





繊細かつ体力を使う作業でした。
ご住職様とも何度も打ち合わせをして、綺麗な墓碑を仕上げることができました。
手間がかかればかかるほど良いものができると実感しました。




自分は手書き文字のお墓が好きです。

文字の綺麗さ、バランス、配置、大きさ、間隔など絶品のものを見ると本当に感動します。
パソコンでは出せない深い味わい、そしてお墓に対する熱い気持ちが伝わってきます。


これからも書道に励み、お手本となるお墓を見て、より良いお墓作りに励んでいきます。



  


Posted by 森川広石材店 at 10:16Comments(0)お墓ができるまで

2016年04月21日

五輪塔 手加工

先日の記事の戦没者慰霊塔の続きです。

慰霊塔として建立した五輪塔は当店で加工しました。


水輪・玉


火輪・笠


梵字の字彫り


切削機やドライカッターなどの電動工具や、こやすけ、のみ、ビシャン、両刃などの手加工道具を駆使して、仕上げは手加工によるビシャン仕上げをさせていただきました。
年数が経てば経つほど石本来の味と風合いを増していく仕上げです。

五輪塔というお石塔は、日本では平安時代から伝わる伝統的なお墓で、建立しそこに眠るだけで誰もが極楽浄土に行ける、即身成仏できると言われています。


英霊の皆様に感謝と恩返しの気持ちを持って製作、施工しました。



これからもお参りに行って手を合わせ続けていきます。

  


Posted by 森川広石材店 at 18:16Comments(2)お墓ができるまで

2012年08月03日

工程写真、証明書



当店では墓石工事完成後、お施主様にこのような工程写真と証明書をお渡ししております。

お墓が建ってからではわからない基礎工事、耐震施工、工場での加工、国が認定した1級技能士の施工による技能士会からの証明書、お墓のお手入れ方法などです。


お墓を建ててからのお付き合いを大切にするよう日々考えています。

ご意見、ご要望がございましたらどしどしお申し付けください。  


Posted by 森川広石材店 at 22:10Comments(0)お墓ができるまで

2012年07月06日

図面作成

こんばんは。

CADにてお墓の図面を作成しています。



当店は親方と自分の親子経営店なので、お客さまとの打ち合わせ、図面・見積もり作成、墓石の加工、現場据え付けまで一貫してどちらか本人が担当させていただいています。(もちろん2人だけで何もかもできてしまうわけではありません。協力業者さんの多大なる尽力により自分たちの仕事が順調にできています。ありがとうございます。)

ですのでお客様からご依頼いただいたお仕事にとても感謝の気持ち、思い入れを持って作業することができます。
非効率な時もあるかもしれません。
しかし代々伝わってきた当店のこのスタイルで今後もがんばっていきます。
どうぞ森川広石材店をよろしくお願いいたします。  


Posted by 森川広石材店 at 17:57Comments(0)お墓ができるまで

2011年12月21日

お墓ができるまで 第8回 

おはようございます。

お墓ができるまで。
基礎工事が完了して数日おきコンクリートが固まったら、墓石材の据え付け作業になります。


石の据え付けには石材専用耐震接着剤とステンレス金具を併用して強固な作りとしています。





外柵、納骨室の完成  (ここまでにしっかり固めるために約2日かけます。)



石塔材の据え付け  ここでも接着剤とステンレス金具を併用します。





完成      
石材の据え付けには墓所の大小によりますが3日くらいはかけます。
じっくり丁寧に仕上げることを心がけています。


完成後、お墓建立の工程写真、お手入れの仕方、技能士施工証明書をお施主様にお渡ししています。





よりお施主様に安心、喜んでいただけるお墓づくりに励んでいきます。

もちろん建てていただいたあとからのお付き合いも大切にさせていただきます。

お墓のご用命は森川広石材店までよろしくお願いします。


お墓ができるまで (完)  


Posted by 森川広石材店 at 05:18Comments(0)お墓ができるまで

2011年12月15日

お墓ができるまで 第7回

おはようございます。


お墓ができるまで。

石の加工ができあがりましたら、いよいよ現場作業です。

まずは基礎工事。


地盤の強弱によりますが、だいたい30cmほど掘りこみます。2tトラック半分〜1台分くらいは土が出ます。


大切なお墓が傾かないように、杭を打ちこみます。



地盤を固めるために砕石を敷きつめランマーで転圧します。


鉄筋を組みます。


コンクリート打設


真ん中の土は納骨室の部分になります。
お骨は土に還る、仏様が大地と呼吸できるようという考えの元、極力広く取るようにしています。


がっちり基礎の中にもお墓本来の意味合いも取り入れるようにしています。


他にもやり方がありますが、その場に応じての工事になります。約1日作業です。


つづく。


朝から当ブログを読んでいただきましてありがとうございました。  続きを読む


Posted by 森川広石材店 at 05:13Comments(0)お墓ができるまで

2011年12月04日

お墓ができるまで 第6回

おはようございます。


墓石材の研磨が出来上がると次に字彫り、耐震用金具取り付け準備作業に取り掛かります。








そしていよいよ現場工事への出荷準備となります。




日々のお仕事に感謝です。  


Posted by 森川広石材店 at 05:48Comments(0)お墓ができるまで

2011年11月26日

お墓ができるまで 第5回

おはようございます!

朝ラン、完了です!小さな目標かもしれませんが達成はすがすがしいですね。


さて、お墓ができるまで、磨き編。



平面は研磨機で磨きます。



そこからの細かな面や曲面はハンドポリッシャーなどを使っての手磨きとなります。












自分たち石屋人による日本製の見せ所ですね。

日々精進!



朝から当ブログを読んでいただきましてありがとうございました!  続きを読む


Posted by 森川広石材店 at 05:51Comments(2)お墓ができるまで

2011年11月18日

お墓ができるまで 第4回

こんばんは!



前回の部材ごと切削した石を今度は磨いていきます。



研磨機で磨きます。


8~10種の研磨盤を交換しながら磨き上げていきます。


それぞれの研磨盤での磨き具合、平面などをチェックしながらの作業です。


ワックスや薬品などを塗るの?と聞かれることがありますが、
当店での加工したものは一切使用していません。

研磨盤のみの磨きで最良の艶を出すことを心掛けています。
その方が艶持ちも見た目もいいからです。


日々のお仕事に感謝です。

つづく。

  


Posted by 森川広石材店 at 17:27Comments(0)お墓ができるまで

2011年11月11日

お墓ができるまで 第3回

おはようございます!


前回までのように角モノは切削機できることができます。

(でも昔はここまでするのにもこの先もノミなどを使って手加工ですからね。すごい。
モデルは技能検定講習で講師をしていただいているS村君。ありがとうございます。)



曲面のある部材はこの角モノにある程度切削機で切り込みを入れてから



サンダーなどの工具を使っての手作業となります。





つづく。

中国製品がたくさん流通している現状。
日本の石屋さんでももちろん石の加工をしていることを少しでも知っていただきたく連載していきます。
やっぱりMade in japanがいいね!って言ってもらえるよう頑張っています。


朝からご愛読ありがとうございます!

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Posted by 森川広石材店 at 06:33Comments(0)お墓ができるまで

2011年11月10日

お墓ができるまで 第2回

おはようございます!


前回の原石から切った石を



墓石の各部材とするために長さ、高さ分などを切削していきます。





つづく。

中国製品がたくさん流通している現状。
日本の石屋さんでももちろん石の加工をしていることを少しでも知っていただきたく連載していきます。
やっぱりMade in japanがいいね!って言ってもらえるよう頑張っています。


朝からご愛読ありがとうございます!  続きを読む


Posted by 森川広石材店 at 05:48Comments(2)お墓ができるまで

2011年11月05日

お墓ができるまで 第1回

おはようございます!

新連載、「お墓ができるまで」をはじめます。



第1回。原石、スラブ材切削



国内外より厳選された原石を入荷します。


当店のような小さな工場に原石が入るとそれはもう迫力満点です。





各部材の大きさに切削していきます。



つづく。


中国製品がたくさん流通している現状。
日本の石屋さんでももちろん石の加工をしていることを少しでも知っていただきたく連載していきます。
やっぱりMade in japanがいいね!って言ってもらえるよう頑張っています。

本日も当ブログを読んでいただきましてありがとうございました!  


Posted by 森川広石材店 at 06:00Comments(2)お墓ができるまで