2009年06月01日

こんばんは。

今日は石のちょっとした特徴についてご案内します。


完成したお墓に見られる石は色目がそろいムラがなく、とてもきれいですよね。

ただ、このように製品化されるまでには多々クリアすべき点があります。


原石は↓の状態です。


切削してみますと↓こんなこともあります。(極端な例です。ちなみに自宅のちょっとした壁に利用しています)


このような黒玉・ムラの他、白玉、スジ・ナガレ、山キズのない部分を墓石材に利用することとなります。
山キズはやはり使うことができません。
山キズ以外は見栄えという問題なので、可能ならば見えなくなる部分(内側や下、他の石との接合部など)にもっていきます。
最近ではこの自然の見栄えを有効活用したデザイン的墓石もでてきています。とても良いことだと思います。

石によってはあまり難のないものもあれば、5,6本に1本、10本以上でやっと1本などあり、それが価格に反映されている面もあります。
こういった難は切削してわかるものもあれば、研磨してみないとわからないものもあります。

実際に加工していて、1番目立つ部分や、正面に来るところの石にこういった難がでるとさすがに気分が沈みます。
そこはすぐさま気を取り直してもう1回チャレンジです。

上記のようなチェック、過程を経て立派な墓石材となります。

それではまた明日!
本日もありがとうございました。  


Posted by 森川広石材店 at 19:27Comments(8)お墓